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日本へ一時帰国~スイス・ジュネーブ⇒アムステルダム編

 このまま収まって年が明けてくれないかなあ、と思っていた、新型コロナ。
日本やアジア・オセアニア地域は夏休みシーズンに、少し増えたときがあったのですが、ヨーロッパは今が第二波。
どうしてここまで大きな地域差が出てきてしまうのかな……142.png

 今年は日本行きは無理そう、来年春頃までに帰れたらよいなあ、とぼんやり考えていたら、所用で日本へ急きょ行くことにーー140.png
 いつもなら、楽しい休暇❤でウキウキするところですが、こんな今の状況で空を飛ぶのはちょっとコワい。それに日本に行っても、2週間の自主隔離だから、滞在地に軟禁状態となって、やっと自由の身になれたと思ったら、すぐ日本滞在終了…って💧。
 色々悩んだ末、スケジュールがちょうど合い、加えて冠婚葬祭など、外で人に長時間会ったりする類の用件ではなかったため、里帰りを決行することにしました。

 2020年10月現在の個人旅の記録なので、今後スイスやヨーロッパから日本帰国を考えられている方、予定されている方は、「こういうパターンもある(あった)んだな」程度に、ちょっぴりでも参考になったら嬉しいです。

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 ●日本帰国数日前●
 2020年10月現在、ヨーロッパから大阪の関西国際空港まで飛んでいる航空会社は、オランダ航空(KLM)とエールフランス。
会社的に書けば、エールフランス-KLMが唯一のキャリア。たまたま、普段の帰省もエールフランスかオランダ航空を利用していたのですが、それにしてもこんな状況でも、定期的に大阪まで飛んでくれているのは、とてもありがたい177.png

 今回利用することにしたのは、往復路ともオランダ航空。
そのオランダ航空から「日本到着時、72時間前までに検査した陰性結果の証明を見せるべし」といったメールが届きました。
これを読んだ在欧州邦人が「え、聞いてないよ~、出発前に急いでPCR検査してもらわなくては!」とパニックになるケースが多々あったようです。

 実際は外国籍(日本人ではない)の人のみが必要な証明で、日本国籍を持つ人は、このあらかじめPCR検査での陰性証明は必要ないのですが、メールにはそう記されていなかったようです。
その後、『日本国籍の人は、この証明書は必要ありません』といった内容の一文が付け加えられているようで、私に届いたメールもその一文がちゃんと書かれてありました109.png

●2020年10月某日 午前●
 私が乗る予定のオランダ航空便(KLM便)は、お昼頃に出発予定だったので、3時間ぐらい前にジュネーブ空港へ到着。
もっと閑散としている様子を想像していましたが、まあまあ、思ったより人はいました。でも普段の混雑ぶりに比べれば静かだったかな…。
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 待合室もソーシャルディスタンスで!人があまりいませんね💦。
KLMのフライトを予約する時、HP上でコロナ感染対策に関する注意書きがありました。
そのうちの一つに、機内では食事の時以外マスク着用必須とあったのですが、そのマスクは布マスクはNGで、サージカルマスクをするように、と書いてありました。これはサージカルマスクの方が布マスクより、ウィルスをブロックしてくれるから、という理由なのだと思います。でも実際は、布マスクを着用している人も数人いたようでした。そして、その人たちも問題なく飛行機に乗れていたようなので、サージカルマスクではないと乗せない、というわけではなさそうです。
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 例年KLM便で、ジュネーブからアムステルダムへ飛ぶ時は、3列×3列のシートがある機内だったのですが、今回は新型コロナの影響で乗客者が少ないのでしょう、2列×2列の小ぶりの機体でした。そのため1時間ほどのフライトで、肩がつく位の近距離で知らない人と隣同士で座っているのが、少しストレスに感じました。窓側に座っていたので、出発前からアムステルダムへ到着するまで、ずっと窓の方に顔を向けていました119.png。そのおかげで、その後飛行機を降りた後も、何となく顔が『左向け左』の状態で、スキポール空港を歩いていたような。

 出発予定時刻より10分早く搭乗機は離陸。早くアムステルダムに着かないかな~。
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 唯一私の顔が正面を向いていた時、それは軽食の時間時(笑)。
嬉しかったのは、手の消毒液(ハンドサニタイザー)がちゃんとついていたこと。もしなければ、自分が機内に持ち込んだ消毒液を使おうと思っていましたが、その必要がなかったのは良かったです。
 隣に座っていた男性は、消毒液の小さな袋に気が付かなかったのか、サンドイッチを食べ終わってからのみ、手を消毒していました。
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 1時間ちょっとでアムステルダムのスキポール空港へ!
スキポール空港も、「きっとがらがらで、お店もあまり開いてないのかもしれないなあ」と思っていましたが、普通に営業していました151.png。人はいつもよりやや少なめでしたが、ヨーロッパ間の便が結構飛んでいるのでしょう、かなり賑やかな雰囲気でした。

 画像は暗すぎて分かりにくいですが、カフェなどではかなりの人が座っていたように思います。
時間があれば、少しぶらぶらしたかったのですが、関空行きの飛行機への搭乗時間まで30分ぐらいしかなく、急いで税関へ。
全体的に搭乗者が少ないとはいえ、それでも税関の順番を待つ列はすぐに長くなりました。すいている時に急いで並んでおいて良かったです。
 今回はEU国民も非EU国民も関係なく、一人ずつ税関の人が確認をとっていかねばならないため、時間がかかっていました。

 それにしても、ジュネーブ空港でも同じことを思っていたのですが、ソーシャルディスタンスの大きな表示が床にたくさん貼ってあるのに(スイスや日本にもあるような、距離を空けてここに立ちましょう、的な)、それを無視して、前の人の真後ろにぴったり並んでくる人が多いこと💦。
 スキポール空港の税関で順番待ちをしている時は、空港スタッフがそういったルールを無視する人に「ソーシャルディスタンシング!前の人と距離を空けて!」と注意をしてくれていたので助かりましたが、ジュネーブ空港にはそういった人がいなかったので、荷物のチェックイン待ちの時など、後ろの人がべったり背後霊のように私のすぐ背後に並んでくるたび、キッと後ろをにらんで威嚇しなければなりませんでした……114.png
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 私の番が来たので、パスポートとボーディングパス、スイスの滞在許可証を渡し、日本の実家に2~3週間滞在する予定だと言ったら、すぐに通してくれました。

 こうして何とか搭乗が始まる前に、関空行きのゲートへたどり着くことができたのでした。



by LeauK | 2020-10-30 00:13 | ジパング紀行 | Trackback | Comments(0)